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がん医療の本質とは?「がん治療革命」を読んで

がん医療の本質とは

現在のがん医療はエビデンスが優先され、臨床試験で少しでも長生きすることや、腫瘍が縮小することが治療の成功とされます。
しかし、本当にそれが患者さんの幸せにつながるかどうかは疑問です。
たとえ腫瘍が縮小し、数ヶ月間長生きできたとしても、きつい副作用によって生活の質(QOL)が損なわれるようであれば、意味がないのではないでしょうか?
現在の医療は本当に患者さんのためになっているのでしょうか?

私の大学の恩師である森崎 隆先生の書著「がん治療革命」から、未来のがん医療のありかたについてのすばらしい意見を紹介します。

医師の考える医療の質と、患者が求める医療の質


森崎先生は、この本の中で、「未来のがん治療」について次のように述べています。

もし「生存期間X生活の質(QOL)」が計算できると仮定すれば、多くの人はこちらを評価してもらいたいはずです。

不快な症状の有無や程度、食事や排せつ、睡眠など、人間の基本的な機能や様々な不安もQOLと関連します。
また、幸福感など、よい意味でのQOLも評価せねばなりません。

完治の難しい患者さんの側からすれば、生存期間とがんの縮小の度合いだけを見るのではなく、QOLを考慮した治療の質の評価基準を検討してもらいたいはずです。

QOLは多少損なわれても、できるだけ長生きしたいという方、QOLを良好に保てれば延命期間は短くてもよい方、そういう多様性が求められるはずです。

医療が本当に患者の立場に立つものであれば、エビデンスも重要ですが、自分の人生をいかに送るか、そしていかに締めくくるかという様々な個人の考えも考慮した、多様な選択肢が必要と考えられます



全く同感です。

最先端の抗がん剤、分子標的薬、免疫療法・・・
医療は日々進歩し、確かに生存期間は延長していますが、はたして患者さんの幸福度はあがっているのでしょうか?

これからのがん医療は、がんの治療効果だけを追求するだけではなく、患者さんの人生観・価値観の多様性も大事にしていくべきだと思いました。


がん治療革命: 未来への提言



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佐藤 典宏(さとう のりひろ)

Author:佐藤 典宏(さとう のりひろ)
みなさん、こんにちは!
北九州の大学病院で消化器外科医として働いています。
がん患者さんにとって、少しでも役に立ち、またはげみになる情報をお伝えできればと、ブログを開設しました!よかったら、こちらのサイトもどうぞ↓↓↓

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