医師が考える「がんを治すために自分にできる5つのこと」
消化器外科医の視点から、がんについてのさまざまな情報を発信したいと思います。
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スピリチュアリスト江原啓之さんに学ぶ「がんを怖れないで生きる」
スピリチュアリストとして活躍する江原啓之さんの「がんを恐れないで生きるための気づき4(琉球新報Style)」を読んで、大変共感できるすばらしい考えだと思いましたので、ここで紹介します。
江原さんは、14歳のときに母親を胆のうがんで亡くしたそうです。
また、これまで多くのがん患者さんたちの相談を受け、またその最期を見守ってきた経験から、次のようなお話しをしています。
「スピリチュアズムの視点で見ると、『長く生きること=幸福でいい人生』とはとらえません。
人生は長く生きたから幸せというのではなく、短い人生であろうともいかに充実させて生きたかが重要です。
私がいつも話すことは、人は死して死なないということ。
たましいは永遠なのです。
ですから『死=不幸』『死=敗北』ではなく『がん=悪』でもありません。
これまでがんと関わってきて、いま私が言えることは、病いを忌み嫌ってはいけないということ。
病気から学ぶべきことは山ほどあります。
病いになったことで、それまで築いてきたことを失ったという人もいるでしょう。
けれどそこで初めて自分の人生において大切なことは何かが見えてくるということはあるのです」
また、30代という若さでがんによって他界してしまった女性が、自分の余命を知ってからは、やり残したことに本当に精力的に取り組んでいたことを紹介し、
「事故などの突然死と違い、(がんを)患ってなくなるということには、最後まで自分のやるべきことをできる幸せもあるのです」であると述べています。
現在の医療では、『がん=悪』であり、『死=敗北』というのが当たり前の考えのようになっています。
がんの悪い面や死の恐怖ばかりが強調され、がんになった不幸を嘆きながら治療をうけたり、死んでいく患者さんが多いのも現実です。
江原さんのこのお話しは、「人はみな必ず死んでゆくものであること」、「がんになったことを受け入れる」こと、また「病気から学ぶべきこと」、とくに「がんになってはじめて見えてくる自分の人生において大切なこと」に気づくことが大切であることを教えてくれます。
このような気持ちでがんと向き合うことができればいいですね。
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